女性が薄毛になる原因は、男性とは異なっています。
男性の場合は男性ホルモンの増加が大きく影響していますが、女性の薄毛の場合は加齢や栄養不足・ストレス・ホルモンバランスの乱れ・間違ったヘアケアなどが原因です。
女性の薄毛のタイプは5つあり、頭頂部が薄くなる・分け目が薄くなる・頭全体が薄くなる・出産後に薄くなった・丸型や楕円形に髪が抜けるタイプがあります。
これらにはそれぞれ違った原因があり、対策方法も異なります。
頭頂部が薄くなるタイプ
頭頂部が薄くなっている方には「ひこう性脱毛」と「脂漏性脱毛」の2つに分けられます。
「ひこう性脱毛」はかさぶた状のフケが出るのが特徴で、このフケが毛穴を塞いでしまい、頭皮が発赤して髪の成長を妨げてしまうために起こります。
フケの原因は雑菌が繁殖し易くなっているためですが、これはシャンプーの回数が多すぎたり、強い力で頭皮を洗うことが原因となります。
「脂漏性脱毛」は頭皮に皮脂が過剰に分泌され、毛根が見て分かるほどに赤く腫れてしまい髪が抜けていくのが特徴です。
原因は髪を定期的に洗わない方や頭皮に合わないシャンプーを使っていること、そしてシャンプーの洗い流すのが不十分であることです。
この対策としては、正しい方法でシャンプーすること(1日1回まで)や自分にあったシャンプーを選択することです。
分け目や頭全体が薄くなるタイプ
長い髪の女性に多いのが、分け目の部分が薄くなってしまうタイプと頭全体が薄くなるタイプです。
分け目が薄くなるのは牽引性脱毛と呼ばれる薄毛で、長時間髪が引っ張られ負担がかかっている部分が薄くなります。
これは引っ張られている頭皮は血行が悪くなり、髪を成長させる栄養が行き渡らないために細くなり抜け落ちてしまうのです。さらに頭は紫外線が非常に当たり、頭皮や髪にダメージを与えます。
頭の全体が薄くなるタイプでは40代の女性に多く、その原因はストレスや老化・食生活の乱れにあります。特に加齢によって女性ホルモンが減少し、ハリやコシのある健康な髪が生えなくなってしまうのです。
分け目が薄くなる方は血行を良くするために、入浴中や風呂上りなどに指の腹で頭皮のマッサージをすると状態の改善が期待できます。
頭全体が薄毛の方の対策としては、パーマやカラーリングを止めてバランスの良い食生活を心がけてください。
ホルモンやストレスが原因のことも
出産後に髪が薄くなるのはホルモンが一気に減少するためで、対策する必要はありません。
円形や楕円形に脱毛する原因はアレルギーとストレスが原因です。
対策として出来るのは生活習慣を整えることと、ストレスの発散方法を見つけて上手に気分転換をするようにしましょう。