女性は本来非常に薄毛になりにくいのですが、最近は男性と生活習慣が似てきたこともあり、以前より抜け毛に悩む方が増えてきています。
髪は肌と同じようにストレスや無理なダイエット、冷え性などの影響を受けますから、健康な髪のためには体質改善から始めていく必要があります。
ストレスを感じると髪が細くなる
女性はストレスに強いですが、男性よりも我慢をする能力も高いため、ついついストレスを溜め込んでしまうことも多いわけです。ストレス過多になってしまうと肌がボロボロになるように、髪にも影響が出てきます。
ストレス性の抜け毛は、本数が多くなることよりも、髪が細くなるのが特徴です。1本1本が細く短くなっていき、ボリュームも少なくなっていきます。
抜け毛の本数が変わらなくても、薄毛と無縁というわけではありません。全体的に細くなれば髪が寝てしまい、ヘアセットにも時間がかかるようになるでしょう。
ヘアスタイルがなかなか決まらないと感じたら、髪のボリュームの減少を疑いましょう。
無理なダイエットが原因の薄毛は多い
女性は男性よりも体重に敏感であり、適正体重にもかかわらず痩せないとダメだと錯覚している方が多いのです。
そもそもダイエットとは健康的に痩せることであり、肌や髪に悪影響を与えるようなダイエットならしないほうがいいのです。
ダイエットをすれば食事を制限し、必然的に摂取する栄養素も減らします。
肥満の原因となる脂肪・糖質を減らすことは大切でしょうが、それ以外の必須栄養素まで欠乏しては本末転倒でしょう。
痩せすぎは筋肉を落とすことにもつながり、これは髪の毛にもよくないのです。髪の原料は筋肉ですから、不足すると髪が弱々しくなっていきます。
強い髪の毛を育てるためにも、必要性のないダイエットは行わないようにしましょう。
女性の抜け毛は冷え性も関係する
女性は冷え性体質の方が多いので、冷えが原因の抜け毛も多く見られます。
からだが冷えている状態というのは、細胞が栄養不足に陥りやすいのです。血行不良を招いて毛母細胞が栄養不足に陥り、髪を細くしてしまいます。
血液は体温が上昇することで流れがよくなるので、サラサラを維持するためには36.5度以上に保つ必要があります。
脚が冷えるという方も薄毛を招きやすいので、脚を中心として温めていくケアが必要でしょう。
サロンで髪のチェックを受けたときに、冷え性を指摘される方は少なくありません。適度な運動をしたり、入浴時間を増やすなどの工夫が必要でしょう。