自分の髪を移植して行なわれる自毛植毛。
自分の髪を移植することにより、人工毛を移植した時と比較すると、拒絶反応が出ないと言われています。
しかし、自毛植毛にまつわるトラブルは多発していることや、いざ手術を受けてみたものの、思い通りにならずに終わってしまったなんてこともあります。
その中でも、つむじの再現に関しては、困難を極めると言われています。
自毛植毛には注意点がある
自毛植毛は健康な毛を毛根部分から移植することで、90%以上を誇る定着率、ようは移植した髪が抜けても、90%以上の確率で新たな毛が生えてくると言われています。
ヘアケアを行なって地道に努力をしても、持続して行なわなければ結局すぐに効果は薄れてしまいますし、実際元通りとまで復活する可能性は低いですよね。
しかし、自毛植毛の場合は、新たに毛穴を作ってそこから生やすわけですから、諦めかけていたふさふさな髪が戻ってくるのです。
ただし、自毛植毛にも注意点があります。
それは、頭で思い描いているほど、髪は一筋縄にはいかないものであるという点です。
移植はしてみたものの
移植はしてみたものの、健康な髪を抜いて植えるわけですから、元通りのふさふさな状態とまではいかないことがほとんどです。
若干隙間が空いたような、薄い髪となってしまうのですね。
また、生え際が本当の髪のようにじぐざぐとしているわけではなく、人工的に植えるのですから、綺麗に生え揃っているかのようになってしまうことも。
更に、90%以上を誇るとされている定着率も、腕の良い医師が行なった時のみで、もちろん定着をしないことだってあるそうです。
実際はやってみたものの、期待通りにはいかなかったとなった時に、傷痕は残るしお金は返ってこないしでは、後悔しか残りません。
つむじは要注意
皆さんは、自分のつむじを鏡でみたことがありますか?
頭部てっぺんにあるものなので、なかなか目にする機会も少ないでしょう。
つむじと言うのは、円を描くようにして髪が生えているところです。
当然人工的に髪を再現するのですから、円を描いたように髪が生えていることを再現するのは不可能です。
つむじまで自然で、近くで見ても自毛であると思うような仕上がりにすることは、現在の技術では難しいのです。
そこで、つむじにまで重点をおき、いかに本物のように見せるかを重視するのであれば、カツラを付ける方が自然に見せることができるかもしれませんね。