人工で作られた髪を植毛する手術。
人工で作った髪を頭皮に植毛すると、頭皮が拒絶反応を起こして、トラブルを招いてしまうそうです。
そんなトラブルもひどくなると、単なる炎症に留まらず、通院を余儀なくされてしまうことも。
その為、海外では手術を禁止しているところもあるそうです。
今回は、人工植毛を禁止している国の、手術禁止理由についてご紹介します。
アメリカで禁止されている人工植毛
人工植毛にまつわるトラブルが多発していることで、アメリカでは人工植毛を禁止としているそうです。
そもそも人工植毛は人工で作られた毛を植毛するのですが、人工で作られた毛ですから、毛ではありません。
毛に似たものを作りだしているので、この毛を植毛したところで、体は単なる異物が挿入されたとして反応してしまうので、アレルギーなどを起こしてしまう可能性が高まるのです。
単なるアレルギーにより痒みが伴うだけであればまだしも、異物が頭皮の奥深くに残ってしまうこともあるんですよ。
人工植毛が禁止される理由
人工植毛が禁止される理由、それは体が拒否反応を起こすことも一つですが、移植した人工毛の根っこ部分が、髪が切れた時に頭皮の奥深くに残ってしまうこともあり、異物が頭から取り出せない状態となるのです。
異物が頭に残ったままになれば、当然その周りに皮脂などがたまり炎症を起こすようになるので、化膿して膿が溜まって頭皮が盛り上がってきたり、凹凸が目立つようになって頭皮がボコボコしたような形状になってしまうのです。
頭の中に異物が残って炎症が絶えない状態となる・・・。
少し考えただけでも、恐ろしい光景ですよね。
もともと皮膚が弱く、アレルギー反応を示しやすい人は、特に注意が必要となります。
人工植毛を巡る議論について
人工植毛については、1970年代から多くの議論が交わされてきたそうです。
これは、それだけトラブル症例が多かったからです。
特に昔の人工毛というのは、今ほど技術が進歩していませんから、トラブルの数も現在とは比較できないほどの数だったそうです。
しかし、技術が進歩した今であっても、トラブルがなくなったわけではありません。
実際にアメリカでは禁止されたまま、人工植毛の許可が未だに下りていない状態なのです。
安価に手術ができるからと考えても、気軽に行なえるものではないのが、実は人工植毛の特徴なのです。
後々トラブルに悩まされないことを考えるのであれば、なるべく人工植毛以外の方法で、薄毛対策を考えて行く方が無難だと言えます。