自毛植毛は、健康な髪を、髪の薄い部分に移植する方法です。
人工毛ではなく、自分の髪であることから、毛の太さなどに関しても一切不自然さを感じないかの様に言われていました。
しかし、自毛植毛のトラブル例を見ていると、傷痕が残ることの次に多いのが、不自然さが目立つことのようです。
どうして植毛した毛が不自然に見えるのか。
その理由をご紹介します。
自毛植毛のトラブル
自毛植毛は、1回当たりの施術料金が、大変高額な費用を必要とするものです。
しかし、長い目で見れば、薄毛対策を行なうよりも安価につく可能性が高いと言われています。
そんな自毛植毛には、トラブルが多発しているようです。
その中でも最も多いトラブルが、傷痕が残ってしまうことです。
そして次に多いと言われているのが、仕上がりの不自然さが目立つこと。
せっかく大金をだして施術を受ける気になったのに、仕上がりが不自然になってしまうのであれば、カツラを無難に購入しておいた方が良かったと、感じるようになってしまいますよね。
不自然さはここに現れる
仕上がりの不自然さ。
一言に話しても、この現象はさまざまなようです。
男性の薄毛と言えば、前頭部やつむじの辺りから薄くなることがほとんどですよね。
前頭部の場合は、前髪となる部分まで植毛を行なうのですが、自然に毛がある人の額の生え際というのは、髪の位置が不揃いになっているものです。
M時の様になっている人もいれば、丸くなっている人もいたり、隣り合う髪同士もジグザグと生えていて、生え際が一直線に並んでいることはありません。
しかし、植毛を行なう場合は、ここまで細かに再現することは難しく、生え際がビシっと一直線に揃ってしまうのです。
実際の移植後の生え際を見れば、あきらかに不自然で違和感があるそうです。
生え際以外の不自然さ
髪の密度に関しても、不自然さを感じる大きなポイントです。
移植を行なうためには、密度の多いところから、何本か抜いて髪を移植することになります。
その為、移植をしたところで、結局は髪の密度は低くなるのです。
実際に髪が生えているところよりも、まだらに髪が生えていることになるので、不自然な髪の生え方のように感じてしまうのですね。
また、髪の密度が低くなることで、生え際の不自然さもわかりやすくなるので、これらの相乗効果により、更に不自然さを感じることになるのですね。
お金をかけたからと言っても、決して自然な仕上がりにすることはできない、これが自毛植毛の実態かもしれません。