薄毛が気にかかってくると、薄毛にもタイプがあるということを勉強して気づくようになります。その進行の仕方に応じて効果的な育毛方法があるということを知っておくと、自分の髪の毛の状態を見ながら適切な対応をしていくことができるようになります。典型的な三つのタイプをよく理解して対策を立てていきましょう。
男性に典型的なM型薄毛
男性に最もよく見られる薄毛はM型薄毛と呼ばれるものです。前髪が徐々に後退するようにしておでこが広くなっていくのが特徴であり、次第に頭のてっぺんの方に広がっていってこめかみと後ろ髪しかなくなってしまうというのがよくあるパターンです。
この場合の育毛方法として最も効果的なのは育毛剤や薬による治療を行っていくというものです。M型薄毛の場合の多くは男性型脱毛症と呼ばれる疾患であることが多く、デヒドロテストステロンと呼ばれる男性ホルモンから作られる物質が頭皮で多くできてしまっていることが問題となっています。
そのため、デヒドロテストステロンの生成を抑制することができる成分が含まれている育毛剤や内服薬を用いて対策をしていくことが最も効果的な方法です。
男女ともによくあるO型薄毛
頭のてっぺんのつむじ周辺から髪の毛が薄くなっていってしまってカッパのようになってしまうというのがO型薄毛というタイプがあります。男性に多いとされていますが、女性でも悩まされる人が意外に多いのがO型薄毛であり、多くの場合には血行不良が原因となっています。
頭皮の中でも頭頂に近いところは最も血流が届きにくいところとなってしまっているため、一番血行不良による栄養や酸素の不足に敏感な部分なのです。抜け毛が増えてしまいやすいのがO型薄毛の特徴であり、十分な血行を促すということが基本的な対策になります。
そのためには育毛剤や血行を良くする食べ物が有効であり、血行促進をする成分を含む育毛剤を用いたり、オメガ3脂肪酸やケルセチンなどの血液サラサラ成分を含む食べ物を摂取するのが有用な方法です。
女性に多い全体的な薄毛
全体的に髪が薄くなっていくという薄毛も存在します。この場合には状況は複雑であり、栄養補給や血行促進が効果を示すことがあります。
ただし、女性の場合には更年期に近づくにつれて女性ホルモンが減ってしまうことによりこういった薄毛が進行してしまうことがしばしばあります。その際の対策としては女性ホルモンと類似した働きを示す大豆イソフラボンを摂取するというのが効果的な方法です。