頭皮のかゆみは様々な原因によって引き起こされます。
毎日シャンプーをきちんとしていてもかゆかったり、頭全体がかゆい場合には、頭皮の乾燥によるケースがあります。
頭皮のかゆみの原因
頭皮は皮膚の一部のため、乾燥することで外部からの刺激に弱くなると、普段であれば問題のない刺激から外部からの異物に対して反応してしまいかゆみが発生することがあります。
頭皮の乾燥は加齢によっても進み、30代や40代になると気づかないうちにドライ肌になることがあります。
女性の場合は、加齢とともに女性ホルモンであるエストロゲンが減少するため、更年期を迎えるころには乾燥がひどくなる傾向があります。
乾燥による抜け毛の影響
皮膚が乾燥することでバリア機能が低下し、細菌やウイルスが外から侵入しやすくなります。
頭皮も同じように乾燥し、角質層の水分保持能力が低下することで、細菌が入り込みやすくなります。
その影響により、かゆみが強くなったり、皮膚が腫れたりすることがあります。
さらには、髪の毛の成長にも影響を与え、抜け毛を引き起こしやすくなります。
毛には、毛乳頭細胞や毛母細胞、表皮幹細胞などのたくさんの細胞の働きにより支えられていますが、地肌が水分を失い血行が悪くなることで細胞に栄養が届かなくなるため、季節の変わり目には抜け毛が増えやすくなります。
乾燥を改善する方法
頭皮の乾燥を防ぐためには、肌と同じようにケアを行う必要があります。
冬でなくても夏場のエアコンによる乾燥にも注意が必要になります。フケがきになるからといって髪の毛を洗いすぎてしまうと乾燥がひどくなります。
髪についたシャンプーやリンスなどはしっかりと洗い流すようにし、少しでもダメージを減らすようにします。
オイルを使ったケアも効果的とされています。オイルを使うことで、保湿効果や毛穴につまった汚れを取ります。
オイルを使う際に、マッサージを行うと頭皮の血行を良くすることができるため、抜け毛予防やつやのある髪へと改善することができます。
オイルマッサージでは、乾いた状態でオイルを塗るようにします。濡れた状態では、オイルが水で弾かれてしまい、毛穴の中にまでオイルが浸透することができないため、効果が半減します。
オイルを塗ったら蒸しタオルで包み、熱によってオイルをなじませます。1分から2分程度蒸らしてから指の腹を使ってマッサージします。再び10分程度蒸しタオルを行い髪や地肌にオイルを浸透させます。