お酒を飲まれる方は別に珍しくないですが、健康にあまり良くないと言われているお酒は、実は髪の毛にとってもよくないのです。
薄毛の原因になる可能性がありますから、日頃お酒を楽しんでいるときには、そんなことはあまり考えていないと思いますけど、実は多くの方に知っておいてほしいのが、お酒と薄毛の関係なのです。
■飲酒が薄毛の原因になってしまう理由
飲酒をすると、肝臓内で分解作業が行われて、最終的には酢酸になりますが、この酢酸に至る前にはアセトアルデヒドという物質に変わっています。
このアセトアルデヒドの状態から、本来は酢酸へと分解されていくのですが、それが行なわれないケースがあり、その場合に実は薄毛の原因になってしまうとされています。
それはこのアセトアルデヒドが溜まりすぎると、デヒドロテストステロンという薄毛を進行させてしまう物質への活力となってしまうのです。
つまり、酢酸に分解されるはずのアセトアルデヒドが分解されずに、体内にどんどん蓄積されると、それだけ薄毛の原因になってしまうということです。
■飲酒量を増やせば、薄毛のリスクが高まる
したがって、お酒を飲めば飲むほど、体内で酢酸に分解されずに溜まっていくアセトアルデヒドの量が増えてしまい、それだけデヒドロテストステロンの活動を促進して、薄毛のリスクを高めてしまうことになります。
この状態は間違いなく望ましくないので、お酒を飲まない人よりは飲む人が、あまり飲まない人よりはたくさん飲む人が、それだけ薄毛になってしまうリスクが高くなるということが言えます。
飲酒は身体によくないと言われていますが、髪の毛にとってもよくないということなのです。
■お酒を辞めれば良いという問題でもない
お酒を飲むことが薄毛の原因になるのであれば、思い切って禁酒をすれば良いと思うかもしれませんが、それが正しいとはあまり言えないかもしれないのです。
というのも、問題なく禁酒できる方は良いかもしれませんが、問題はそれによってストレスが溜まってしまうということです。
ストレスも同時に薄毛の原因になってしまうものですから、お酒を辞めたら、別の理由で薄毛の原因が生まれてしまうかもしれないのです。
したがって、お酒が好きな人は禁酒はしないまでも、量は減らしましょう。
1回あたりに飲む量や飲む頻度を減らすと、ちょうど良い状態と言えるのではないでしょうか?
お酒を飲む人は非常に多いですが、それが薄毛に与える影響は意外と大きいために、日頃から割と飲まれる方は、薄毛になりたくないでしょうから、自分自身の日頃の飲酒習慣について見直してみてください。