遺伝やストレス、生活環境などはげになってしまう原因はさまざまなものがあります。
男性に多いのが思春期以降に発症しやすい男性型脱毛症と呼ばれる症状です。
男性ホルモンが毛母細胞などを攻撃することによって髪の毛が弱ってしまい抜け毛や細毛に繋がり、生え際や頭頂部あるいは両方からはげていくのが特徴的な症状になります。
はげの治療に使われる薬
はげを確実に治療したいという場合には、薄毛専門のクリニックでの治療がおすすめです。クリニックを受診することによって治療効果の高い薬を処方してもらうことができます。
男性型脱毛症の原因である男性ホルモンのジヒドロテストステロンを抑制するために、それを作ってしまう5αリダクターゼという還元酵素を阻害する働きのあるプロペシア、血管を拡張することによって毛乳頭細胞や毛母細胞の活性を促す効果のあるミノキシジルなどの薬が効果的です。
この二つは薬理作用が異なるため併用が可能となっています。
おすすめのサプリメント
クリニックに行くと治療費がかかるし、治療するほどでもないけれどケアをしたいというときにはサプリメントが良いとされています。
男性ホルモンを抑制したいという場合には、ジヒドロテストステロンを抑制する効果のあるイソフラボンやノコギリヤシが配合されているものは抜け毛を予防する効果があります。
毛髪の新陳代謝と質の良い髪の毛を作りたいという場合には、育毛成分が入ったものがおすすめです。亜鉛やビタミン類、ミネラルなどが細胞再生の補助や毛髪の成長促進などに効果的です。
血流を改善したいという場合には、血流を良くするビタミンEやイチョウ葉エキス、アミノ酸類の配合されているものが有効となります。
効果的な飲み方とは
薬にしてもサプリメントにしても効果的な飲み方としては、前提に用法用量を守ることが大切です。サプリメントを一度に大量に飲んでも効果はなく、どちらも毎日適量を飲み続けることによって効果を発揮します。
両方とも即効性のある治療方法ではないため、まずは3〜6ヶ月は飲み続けることが大切です。また、より高い効果を期待するためには頭皮環境などを整えていくことも重要となります。
脂質や糖質の過剰摂取などの頭皮環境を悪くしてしまう食生活はやめて、バランスの良い食事をとり、髪の毛の育ちやすい夜10〜2時の間に質の良い睡眠をとる、低刺激なシャンプーで頭皮に負担をかけないようにするなど外側からのケアも髪の毛の成長を促すには効果的です。