自分が薄毛になるかどうかというのは遺伝が関係しているともされていますが、関係があるのでしょうか?
遺伝による要素も薄毛に関係がないわけではありませんが、あまり気にしすぎてもいけないかもしれません。
遺伝によって薄毛になることは確かにありますが、それが全てではないのです。
遺伝はもはや変えられませんから、それを気にしてもしょうがないということになります。
薄毛の原因として遺伝は全体の25%
遺伝による薄毛の原因というのは、どれくらいの確率で起きるのか?というと、全体の25%と言われています。
つまり、遺伝によるところもありますが、そうじゃない原因も多くあるということです。
これは薄毛になる可能性が遺伝によって受け継がれたということですから、可能性を受け継いだとしても、実際にその人が薄毛になるかどうかは分からないのです。
全体の75%は別の原因によって起きているわけですから。
■薄毛は隔世遺伝は本当か?
自分の母方の祖父が薄毛の場合、それが子供に隔世遺伝するといわれることもあります。
これは正しいのでしょうか?実は、隔世遺伝しているように見えていても、実際は隔世遺伝ではないとするのが正しいのです。
祖父からの薄毛の遺伝は母親にも伝わっていますが、通常は女性は薄毛になりづらいので、遺伝しているように見えないのです。
その母親からの遺伝子を受け継いだ子供が男性だった場合には、薄毛が現れることもありますから、隔世遺伝しているように見えるのです。
■AGA以外の薄毛は努力によって防ぐことができる
AGAによる薄毛は、基本的に遺伝とされています。
ただ、それ以外の原因は遺伝ではないので、祖父や親が薄毛だからと言っても、AGA以外の薄毛の可能性もあるため、子も薄毛になるとは限らないのです。
全体の25%程度しか、薄毛の原因として遺伝はないので、ストレスを溜めないとか、食生活に気をつけるとか、飲酒や喫煙を控えるとか、そういう試みで大分薄毛になるリスクを下げられますから、諦めないことです。
むしろ、そういう原因の方が全体の75%と多いわけですから、そっちを改善した方が効果的といえます。遺伝は悩んでも変えられないので。
遺伝は薄毛の原因の一つとしてあり得ることです。
しかし、それが全てではありません。身内が薄毛だから自分も遺伝すると思っていても、実際の原因とつながる可能性は高くないのです。
遺伝を気にするよりも、不規則な生活習慣などの部分で薄毛にならないような努力をしていけると良いのではないでしょうか。
これから未来は変えられますから。