極端な食事制限によるダイエットは、全体的に栄養が不足しますので、本来毛髪に必要なエネルギーも不足することになります。
これにより、発毛、育毛を阻害し、髪のコシやハリが失われ、結果として抜け毛が増えることになります。
食事制限だけのダイエットは禁物
さらに、運動せずに食事制限だけでダイエットしようとしますと、筋肉をあまり使わないことから、血行不良となります。
血行不良となりますと、毛髪に必要な酸素や栄養の供給が不足し、抜け毛、薄毛につながります。
また、極端なダイエットは精神的に追いつめられ、ストレスがたまります。
過激なダイエットは発毛、育毛の妨げに
円形脱毛症は過度なストレスが原因となることからもわかるように、ストレスは毛髪環境に悪影響を及ぼします。さらに、過度なストレスや栄養バランスが崩れると、ホルモンバランスが崩れ、男性ホルモンが過剰に分泌されると、男性型脱毛症になりかねません。
過激なダイエットは、リバウンドしやすく、この場合、ダイエット前よりも体脂肪率が上昇することがあります。体脂肪が増加すると、皮脂などが過剰に分泌され、発毛、育毛の妨げになります。
したがって、ダイエットをする場合には、極端な食事制限は避け、必要な栄養を補給しながら、有酸素運動と無酸素運動を組み合わせて、長期的に体重を落としていくことが大切です。
発毛、育毛環境を整え、かつ体重管理にも効果のある食材としては、ビタミンを多く含み、食物繊維が豊富で、脂質や糖質を吸収しにくい根菜類やマグネシウムが豊富な海藻類、たんぱく質や亜鉛が豊富に含まれる青魚がおすすめです。
有酸素運動・無酸素運動どちらも有効的
有酸素運動は、ウォーキングやジョギングのように、多くの酸素を取り込みながら、数十分以上継続する運動のことで、体脂肪の減少効果が大きく、無酸素運動は、短距離走や筋肉トレーニングのように瞬発的な力を必要とし、長時間運動を継続することは困難な運動のことで、筋肉量の増加につながります。
無酸素運動は、直接的な体脂肪減少効果は大きくありませんが、筋肉量が増加することにより、基礎代謝が上がり、リバウンドしにくくなります。
発毛、育毛環境を整えるには、これらの運動後の頭皮ケアが必要です。特に男性は女性よりも皮脂の分泌が多く、これをしっかり洗い流さなければ、皮脂や汚れが毛穴に詰まり、抜け毛、薄毛につながってしまいます。
極端な食事制限は、毛髪環境に悪影響を及ぼしますし、リバウンドしやすい体質となることから、体全体のバランスを欠くことになりかねませんので、適度な運動と頭皮ケアが重要になります。