以前から、汗をたくさんかく人は薄毛になりやすいといったことが言われていましたが、本当なのでしょうか?
因果関係があるのであれば、汗をかかないように抑制したいと思う方も多いかもしれませんが、汗と薄毛の直接的な関係はないとは言えないものの、必ずしも関係あるとは言いがたいのです。
汗を普通にかく分には薄毛につながることはないので安心してほしいと思います。
汗をかくと薄毛になる可能性もある
汗をかくと、それだけ頭皮の毛穴の皮脂などが詰まりやすくなり、それが薄毛の原因になるということも言われています。
このメカニズム自体は間違ってはいませんが、これが必ずしも正しいとは言えないのです。
それはメカニズムでは確かにそうですが、それが現実にそのまま当てはまるとは限らないからです。
汗をかき、皮脂が多くなり、それが頭皮の毛穴を詰まらせるということが現実に起きれば確かに薄毛の原因になります。
毎日お風呂で頭皮を洗っていれば、あまり心配は要らない
普通の人は毎日お風呂に入るでしょうし、そこで頭を洗いますよね。
つまり、先ほどのメカニズムが機能するためには、皮脂が溜まって、毛穴に詰まる状態になるまで頭を洗わないことが必要になります。
それが起きると、確かに毛穴を詰まらせる上体までいく可能性はありますので、薄毛になってしまうことも考えられなくはないです。
でも、毎日頭を洗っていれば汗ももちろんですが、それとともに皮脂も洗い流されるために、毛穴を詰まらせる状態までいきません。
したがって、お風呂に入る頻度が低い人や洗い方がよほど不十分でない限りは、問題ないと思われます。
汗は健康にも欠かせない要素
汗をかくことは健康に欠かせないですよね。
体温調整なども兼ねており、自然に出る汗は全く問題ないですし、それを抑えることこそが健康にもよくないので、それが頭皮に影響することもあります。
例えば、夏にクーラーで冷やした部屋の中にずっといると、頭皮が冷えて血行が悪くなり、抜け毛の原因になることもありますから。
だから、汗を抑えることは薄毛対策になるどころか、それをますます加速させてしまうこともあるので注意が必要なのです。
汗と薄毛の関係は全く無関係ではないですが、普通に生活をしていれば、ほとんど関係がないものと思われます。
だから、汗をかくことを恐れないで、気持ちよくスポーツなどをして、汗をかきやすい季節も、健康的に過ごしてみてはいかがでしょうか?