栄養不足は髪の毛に影響することがあります。
育毛というと、育毛剤、整髪料といった頭髪・頭皮につける物に関心を持ってしまいがちですが髪の毛は、たんぱく質からできており頭皮から生えてくるものなので、栄養不足にならないように気をつけたいものです。
ダイエットは頭皮や髪の毛にも影響
ダイエットをして野菜ばかりを食べていたら髪が薄くなってしまったということも耳にすることがあります。たんぱく質不足になると、お肌がボロボロになったり、頭髪が抜けたり白髪が増えたりします。
シャンプーの際にも髪の毛から流れ出るアミノ酸(たんぱく質からできる)があり、髪の毛が傷んだ部分からの流失が多いので育毛ももちろんですが健やかな髪を育むことも大切です。
でも、これは最後に表れることなので、それ以前に体の中ではたんぱく質不足に陥っているのです。
育毛のために必要な栄養素
育毛のために必要な栄養素はどういうものでしょう。
たんぱく質を摂取すると、人間の体の中でアミノ酸に分解されます。それから、ケラチンというたんぱく質になります。このケラチンが髪の毛のほとんどの成分です。
ケラチンを作るときに必要な栄養素あり、この栄養素が不足するとうまく髪の毛が作れなかったり、抜け毛が増えてしまうことがあるので気をつけたいものです。
たんぱく質以外に必要な栄養素は、アミノ酸・亜鉛・ビタミンB群・ビタミンA・ビタミンC・ビタミンEといわれています。
アミノ酸は、たんぱく質が分解されてできるものですがたんぱく質の摂取量が少ないとアミノ酸も少ないと考えられるので、不足している時にはサプリメントのご利用をお勧めします。
亜鉛は、たんぱく質からアミノ酸に分解されたものをケラチンに合成するときに必要です。不足すると、抜け毛が増えることが考えられます。細胞に働きかける成分ですので不足ないようにしたい成分です。
ビタミンについて、B群は8種類のビタミンでお互いに協力し合いながら働くものです。
新陳代謝を促すビオチン
中でも、育毛に関係する成分でビオチンが新陳代謝を促す効果があり、髪の成長と抜け毛、頭皮の血行に働きかけます。
ビタミンAは、頭皮の環境(ベタベタやカサカサ)、頭皮が固くなっていることなどを整えることに働きかけます。不足すると、毛根が少なくなって薄毛の原因になることが考えられるので注意しましょう。また、多く摂取しすぎることもよくないので、野菜を摂取しない環境にある方は、サプリメントで摂取量を守って利用することが望ましいでしょう。
ビタミンCは、コラーゲン生成を促す成分として不足しないようにしたいものです。また、多くとりすぎても体外へ排出されるので安心です。
ビタミンEは、若返りのビタミンといわれていて血行促進に欠かせないものです。頭皮の血流を良くしてくれるので、摂取したい成分です。
育毛に必要な栄養素は、バランスよく取りたいものですが食べ物から必要量を摂取するのは難しいので、サプリメントを利用して上手に環境を整えたいものです。