育毛対策を行う時、育毛剤や育毛シャンプーなどのグッズを利用することばかり考えてしまいますが、実は日頃の生活習慣が髪の毛の生成や成長に大きな影響を与えています。
遺伝的に薄毛の要因を抱えていたとしても、規則正しい生活習慣を送っていれば発症や進行を遅らせることができますので、まずは日頃の生活習慣の中に薄毛や抜け毛の要因となることが潜んでいないかを確認することが大切です。
育毛には栄養が大事
健康な髪の毛を育てるためには、十分な栄養を摂らなければなりません。栄養が不足してしまうと体の器官の中で重要度の低い髪の毛にはまわりにくくなりますので、結果として栄養不足に陥ります。
栄養が不足すると毛母細胞の働きが鈍って細胞分裂が起こりにくくなります。健康な髪の毛の成長を阻害する要因となりますので、日頃から栄養のバランスには気をつけなければなりません。
運動で血流をアップするのも効果的
血行が悪いと摂取した栄養素が毛母細胞まで届かなくなりますので、血流を改善することも大切です。血流を改善したい時には頭皮マッサージがとても有効なのですが、マッサージの効果は一時的です。
根本的な改善を図るには血液の循環を高める対策を行う必要がありますので、適度な運動を日常生活の中に取り入れるべきです。運動とはいっても激しい動きをしなければならないわけではなく、ゆっくりとした有酸素運動を行います。
有酸素運動によって体内循環を高めることで、血液の流れも良くなります。血流が悪いかどうかは、頭皮を触ってみれば分かりますのですぐに確認できます。冷たいと感じるなら、凝り固まっている証拠です。
睡眠を見直して健やかな髪の毛作り
睡眠を見直すことも忘れてはいけません。睡眠中には成長ホルモンというものが分泌されているのですが、この成長ホルモンには傷ついた細胞を修復したり髪の毛や爪を成長させる働きがあります。
傷ついた細胞を修復するということは頭皮のコンディション回復に効果的ですし、毛母細胞を活性化させたい時には成長ホルモンの働きを利用することで効率良く対策を行うことができます。
睡眠はただ長ければ良いというわけではなく、適度な時間と質の向上が鍵を握ります。一日に必要な睡眠時間には個人差がありますので、自分がどれくらい寝ると体調が良いと感じるのかを調べてみる必要があります。
また、質を高めるためには自律神経の調節が重要であり、寝るころに副交感神経が優位になるような生活を送りたいところです。