育毛に効果的だと言われていて海藻類を食べることがよくすすめられています。昆布やわかめに含まれるミネラルが髪の毛に良いとされてきました。
海藻類に多く含まれているミネラルやビタミン食物繊維などの栄養素が直接に髪を育毛することにはならないとも言われています。
しかし、海藻類に含まれている多くのミネラルの中の1つであるヨウ素は育毛に良い影響を与えるものだと言えるのです。ヨウ素はミネラルの一種になりますが、ヨウ素を摂取することで甲状腺の働きが高まります。
ヨウ素の働きとは
甲状腺に良い働きをするヨウ素を含むものには海藻の乾燥ワカメには100gに約7,000mg、乾燥ヒジキでは100gに約2,000mgとたくさんのものが含まれています。そのヨウ素が育毛に良い影響を与えるというのです。
抜け毛や薄毛になるのは男性ホルモンの変化によって起きてくることなのですが、海藻類に含まれているヨウ素は体内に取り込まれると甲状腺に集まって蓄えられるのです。その甲状腺は体内のホルモンバランスを整える役割を持っており、ヨウ素は甲状腺の働きを助ける効果をもっているのです。
それで体内のホルモンバランスが整えられて、抜け毛や薄毛の原因になる男性ホルモンの過剰分泌などが抑えられることになります。それは結果的には薄毛を抑制し育毛効果にもつながっていきます。
海藻類は水溶性食物繊維が豊富
また、海藻類には多くの栄養が含まれています。中でも水溶性食物繊維が豊富に含まれていて、その水溶性食物繊維には便秘を改善する作用があります。
そのうえ、血糖値や血中コレステロール値を減少させて、動脈硬化、糖尿病、高血圧などの生活習慣病を予防する働きがあります。
また、免疫システムを改善する作用や腸内の老廃物を排出することで、健康を維持していくのに大切な腸内環境を整える働きがあります。腸内環境を整えることが健康的に生活をするのに1番気をつけていくべきものだと言われています。
常に体調を整えておくことが育毛にとっても大切
髪の毛も体の一部で毛母細胞から作られる細胞になります。体調が良くない場合には体の回復が優先されて髪の毛が成長することは後回しになってしまうのです。
それを回避するためには常に体調を整えておくことが育毛にとっても大切なことになります。
それで近年では食事に海藻類を摂取することが以前の生活より少なくなってしまった今、なるべく意識的に食事の中に取り入れていくことが育毛を考えた時には甲状腺の働きをしっかりと保ちながらの生活が望ましいです。